














SOLD OUT
画像では分かりにくいかもしれませんが、この財布に使用している「黒桟革」という革は表面がキラキラと輝いており、これは本漆を塗り込んだことによるものです。
時間と手間を惜しまない製法や日本的な背景など、とても素敵な素材でありますが、
もっとも大切なのはいかにこの革の魅力を理解し、引き出してこの商品に落とし込むか。
定番商品として既に展開している【Dew】シリーズが、この「黒桟革」とベストマッチする様に色々と作り込み、革の醍醐味を存分に楽しんでいただけるような仕様となっております。
折り返したところからなる膨らみ。
使い込んで時間が経過した後に出来上がるフォルムなど、
理想とする姿から逆算して諸所を調整し、型紙もそれぞれ素材に合わせて製作することでこの革を使用する理由、この革ならではの醍醐味を表しています。
【Dew-002】モデルにて「黒桟革」と「リザード」を使用し、手縫いとミシンによる縫製で仕立てたモデル。
このモデルでは、ミシンと手縫いをそれぞれを適所に選択して仕立てております。
手縫いをする理由の一つに、一本の糸をクロスさせて縫製する事から糸締めの強さを自在に調整できることがあります。
フラップを差し込む部分を手縫いする事で、本来なら伸びやすい部分を強化する事ができる。といった具合です
また、強く締めると革の表面に表情が生まれて、それが経年変化によって良い表情を作り出す要因にもなり得ます。
手縫いでは菱形のキリで穴をあけ、一本の糸の両端に針をつけてクロスして縫製していきます。
この際、キリの大きさや角度、使う糸の素材や太さで出来上がりの表情を変えて行きます。
この財布での手縫いは素材に合わせて麻糸を使用し、ハードな仕上がりよりは繊細な仕上がりになる手縫いをしています。
主張しすぎていないですが、しっかりと意味合いのある手縫の具合を楽しんでいただければと思います。
この財布のモデルである「Dew-002」の商品説明はこちら↓
https://mripple.net/items/5a34e034c8f22c2bea0008d4
この財布に使用している素材「黒桟革」についてのブログ記事はこちら↓
http://mripple.jugem.jp/?eid=564
をご参照ください。