










泥染めした革とブッテーロを使用したDew-002。
このモデルでは、ミシンと手縫いをそれぞれを適所に選択して仕立てております。
手縫いをする理由の一つに、一本の糸をクロスさせて縫製する事から糸締めの強さを自在に調整できることがあります。
フラップを差し込む部分を手縫いする事で、本来なら伸びやすい部分を強化する事ができる。といった具合です
また、強く締めると革の表面に表情が生まれて、それが経年変化によって良い表情を作り出す要因にもなり得ます。
手縫いでは菱形のキリで穴をあけ、一本の糸の両端に針をつけてクロスして縫製していきます。
この際、キリの大きさや角度、使う糸の素材や太さで出来上がりの表情を変えて行きます。
この財布での手縫いは素材に合わせて麻糸を使用し、ハードな仕上がりよりは繊細な仕上がりになる手縫いをしています。
主張しすぎていないですが、しっかりと意味合いのある手縫の具合を楽しんでいただければと思います。
この財布のモデルである「Dew-002」の商品説明はこちら↓
https://mripple.net/items/5a34e034c8f22c2bea0008d4