






SOLD OUT
財布本体をリザードで、フラップをクロコダイルで製作した【Dew-001】
この裏貼りする素材、厚さ、硬さがこの財布においては最も重要な要素なので色々と試作した結果、ブッテーロの厚みを調節した上で、手揉みによって繊維をほぐすことで最適な張りによるフォルムになりました。
本体だけでなく、すべてのパーツで裏貼りしている作り込みにより、とてもいい仕上がりになっています。
ブログでちょっと説明したりして。
http://mripple.jugem.jp/?eid=563
小銭・お札・カードの全てが一つのポケットで完結している、シンプル、かつ独創的な構造のデザイン。
この財布が普通の二つ折り財布と違うポイントは、表の革と裏の革を張り合わるのではなく、一枚の革を折って作っていること。
一枚革にすることによって、
・スペースを作れる、
・収納量に合わせて本体が膨らんで調節する、
・シルエット・フォルムが美しく形成される、
そして、手に持った時に縫い目が当たらないので触り心地が良く、馴染みがいい。
それらを踏まえて設計し、パターンを引いているので、新品を手に入れた時よりも
中に収納し、使うことで美しく育っていく財布に仕上げてあります。
革で何かを作る理由、そして革の中でもこの素材を選択した理由を閉じ込めてあります。
もっとも計算したポイントが、スペースをいかにつくり出すか。
例えばこの二つ折りの財布を開くと内側の革が自然と引っ張られてスペースができ、使い勝手が良くなる。
そして財布を閉じた時に中には収納スペースがしっかりあり、美しく納める事ができる。
付加していくデザインをするのではなく、削ぎ落としてシンプルに。
そして時間の先をしデザインする。
「新品の時は、もっとも未完成の状態。
使う人が中身を入れた瞬間からだんだんと完成に近づいていく。」
そんなことを思ってつくりました。
また、「無い」ことがある、そしてそれが後に何かになる。
小銭入れには、外側のフラップを内側に入れてかぶせるだけの仕様。
そのフラップの裏側にもカードが収納できる様になっていますので、交通系のICカードを入れてそのままピッとご使用になれます。
この財布には金具が一つも付いていないのですが、単に壊れる箇所をなくす事や薄くするためだけでなく、財布自体が美しくあるための選択でもあります。
財布を開いた内側に何も付けていないのも、そのためです。
中身を入れても分厚くならないように設計しているので、小さなバッグにも、
男性ですとシャツの胸ポケットにも入りコンパクトにご使用になれます。
サイズ:W90×D108×H25mm
m.rippleでは、
普段の生活の中で、自分がどういうモノを選ぶのか
どういうデザインのモノを選んで、どういう時間を過ごしたいのか
日々の暮らしの中でどういうデザインに拘るのか
という感覚を持って、生活を楽しんでいる人に向けてレザーアイテムを提案しております。
道具として使い勝手が優秀という事だけでなく、
空気感をつくれるほどの美しさであったり心地よさ、愛着の持って共に時間を過ごす事でアイテムに自分の時間を乗せ、歴史を刻んで育てることで自分自身を反映させた分身のような感覚を楽しんでいただければ幸いです。
そのために、ユーザーがこだわれるという視線を大切にしています。